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MRの転勤には法則がある?【8通りの答え】

今回は転勤について書いてみたいと思います。

新人のMRさん達はおおよそ9月には配属先が決まり、新天地へと旅立っていきます。

皆さんの人生にとって大きな意味をもつ転勤。

これがどのように決まっているか、気になりませんか?

 

結論から言いますと、勤務地がどう決まっているかはだれにもわかりません。

私の知っているうわさレベルでよろしければこの先もお付き合いください。

大手企業の元人事部の方から聞いた話を基に推察していきます。

あくまで推察ですのであしからず。

 

以下8つにまとめてみました。

 一つずつ見ていきましょう。

1)ランダム

文字通りです。

ランダムに適当に決めているというやり方です。

新人の人事に関してはこれが最も多いと考えられます。

あんたの勝手な想像だろと言われたらそれまでなんですが、人事部の立場になって逆算して考えてみましょう。

 

MRの皆さんは9月には配属している、つまり8月には人事は決定し、受け入れ先の所属長の承認を得ている必要があります。またそのための資料が8月中にまとまっている必要があるうえ、当然それ以前に人事部内でもまとまっていないといけません。

 そのことを考えると7月末時点で資料は出揃っていると考えるべきでしょう。

 

つまり人事部にとって新人の情報は4-7月の4ヶ月分しかないんです。

もっというと4月の半ばから本格的に研修は始まりますし、その直後はゴールデンウイークがありますから正味は3ヶ月程度でしょう。

そのたった3ヶ月で果たしてその人材の能力を測れるでしょうか。

個性は見えてくる頃でしょうが、能力を見極めることは難しいはずです。

内定時点の資料も参考程度にしかなりませんしね。

 

この背景を鑑みて、新人の評価にそれほど大きな差がつくと思いますか?

 

つかないですよね。

 

新人の配置においてランダムに決めることになにか問題がありますか?

 

ないんですよ。

 

 

人事部はランダムに選ぶことになんの躊躇もないです。

あみだくじだったり、ダーツだったりなんてうわさを聞いたことがあります。

通常はコンピュータに選ばせて、少し微調整というやり方が主流でしょうけどね。

ご納得いただけましたか?

ただあくまで私の考えですから、完全には鵜呑みにしないでくださいね。

2)本人の希望

人事部も鬼ではありません。適性があって能力が客観的に認められていて、事情も考慮できるとなれば本人の希望が通ることもあります

 

ただ、その「客観的に認められていて」という部分がとても重要です。

 

要するに誰が見ても彼、あるいは彼女は適任であると認めざるを得ないほど優秀であれば本人の希望が叶うこともあります。

しかし、それは新人には中々当てはまりません。数年間の努力と能力が評価され、まぐれでなく蓄積された評価の上に初めて成り立つものですから。

なので1)ランダムの項で説明した通り、たった3、4ヶ月の間ではこういった優秀さを見極めることは困難ですから希望通りになることは難しいわけですね。

つまり裏を返せば、新人研修中に優秀さをちゃんとアピールできれば、希望通りになるということでしょうね。

 3)やめるやめる人事

なんだそれ、という感じですよね。造語です。失礼しました。

意味を説明します。

 

「やめるやめる人事」とは、実際にはやめる気はないのに「○○に異動させてくれないならやめます」、といって上司を揺さぶることです。

実はこれ、意外とやる人多いです

 

正直これはかなり悪質だと思います。後で出てくる7)報復人事もまた悪質ですが、個人的にはこれが一番キライです。

今の企業がどうかはわかりませんが、ちょっと前は部下がやめると上司の評価が下がるケースがありました。マネジメント不足を理由にです。

それを逆手にとって、やめてほしくなければ自分のために都合のいいところへ異動させろ、という乱暴なやり方です。

能力評価もなにもあったものではありません(大抵能力の低い人がやるんですがね。)。

最近はそういった人をいいようにさせないために、かといって本当にやめたい人がやめられるように、退職理由の精査や、パワハラセクハラがなかったかを正確に把握するようにヒアリングの機会の創出、第3者機関の存在を介入させるなど状況は変わっていっています。

ただ、どれだけきちんと管理していても、人が足りない環境ではやめると言った人の立場のほうが強くなってしまうので、こういった事例を完全に失くすことは難しいかもしれませんね。

4)カップル離し、その逆

これまた耳慣れない言葉だと思います。また造語です。

 

カップル離しとは、新人研修中にできたカップル同士の配属地を遠くにするという人事です。

 

知っての通り、MRの新人研修は半年近くと長いです。若い男女が寝食を共にするわけですから、カップルが生まれることもあるでしょう。

仮に人事部に付き合っていることがバレたとします。

 

すると、どうなるか。

 

なんとそれぞれの配属地が遠く離されてしまうんです。

強制遠距離恋愛です。

 

私は実際にされたカップルを何組か見ました。もしかしたら1)ランダムが偶然重なっただけかもしれませんが、そのとき別のカップルは、明るみに出なかったからか隣の県に配属になったのです。カップルが近いところに配属になることの弊害は色々ありそうですからね。

同じ会社で同じ職種ですから、良い影響も悪い影響もある。なにもなければその影響はありませんから、不確定要素を少なくするのがいいと考えるでしょう。これは新人の場合です。

(ちょっとだけざまあm・・・冗談です)

 

 

もう一方の「カップル離し、その逆」の「その逆」についても説明しますね。

最近では珍しくなくなってきましたが、カップルを同じ勤務地にすることがあります。

(男女共に優秀で会社に必要な人材であり、結婚を見据えた交際をしている場合)

制度として確立しているところもあります。

外資系の企業では、他社の方との結婚でも相手の住む土地へ異動させてくれる会社もあります。いい制度ですよね。

 

最近は働く女性を応援する企業が増えてきました。

転勤があっても自分のライフプランを曲げないで済む。MRの職場もどんどんそうなるといいですね。

5)適材適所

これはもう言葉の通りです。

というとポジティブなことを思い浮かべますか。それともネガティブなことを思い浮かべますか。

なにかというと、2つのパターンがあるということです。

 

1つ目は「君は優秀だからこのポストをまかせます」というポジティブパターン。

 

もう1つは「この人、ちょっと精神的に弱いな」「すごいサボリ癖あるな」「車の運転下手で危ないな」などちょっとワケありだから本部に置いとこう、というネガティブパターンです。

 精神的なものは病気のケースもあるのでしょうがないですが、サボリなんかはだめですよね。

 

でもそのネガティブをあえて利用するとんでもない人間もたまにいます。

わざと交通事故を起こしたり、得意先で問題を起こしたりするなんてとんでもないヤカラもいるみたいです。

そこまでするなら他の職探せよ!って思いますよね。

日本の会社はやめさせることがとても難しいですから、こういう人も野放しなんですよ。なんとも嘆かわしいです。

皆さんはそうならないよう気をつけてくださいね。

6)コネ

コネクションのことですね。親や親戚が偉いポストについていて、七光りで将来が約束されているようなことを指します。

入社も含め、それにあやかる人もいます。

中にはそれをずるいという人もいるでしょう。

個人的な意見を述べさせていただくと、単純にうらやましいです。

あやかりたいです。

ずるいとまでは思いませんが嫉妬する人がいても不思議ではないと思います。

コネでつながっている先のポストにもよりますが、むしろ政治的に利用されるかわいそうなケースもありますからね。

ですから利用できる人は利用したらいいと思います。

ホントうらやましいです。

7)報復人事

いきなりですが、聞いたことありますか?報復人事。

先の3)やめるやめる人事で少し触れましたが、これは悪質というか悪ですよね。

 

どんなものかというと、ドラマ「半沢直樹」でもありましたが、部下が上司の怒りを買い、僻地に左遷されるというものです。

そんなものドラマの中だけでしょ、とお思いの方。

半分正解、半分不正解です。

 

実際、今挙げたような上司と部下の確執のパターンはほとんどありません。

あるとすれば、確執が起きてお互いが働きづらいから、2人の距離を離そう、という人事です。

でもそれ以外にも別の意味の報復人事があります。

そしてこれは少なくない頻度です。嘆かわしい・・・

それはセクハラや、犯罪まがいのことをしたダメ人間を僻地に飛ばすというものです。

 

何件か事例を知っていますが、ここにはとても書けないのでご想像におまかせします。

警察沙汰一歩手前、なんてものもありましたねえ・・・。

1人の不誠実が会社を滅ぼすこともあります。

普通に過ごしていればそんなことになりませんから、皆さんはそうならないように!

8)ローン返済人事

造語の連続ですみません。もう最後ですからね。

 

ローン返済人事とは、家を購入した直後に異動させる人事のことです。

 

意外に思う方もいるかもしれませんがこれはよくあります

例えば、東京に家を買った家族がいたとします。

 入社10年目、お金もある程度貯まり、そろそろ妻と娘を定住させてやりたい、そんな思いで35年ローンを組み購入しました。

夢のマイホームです。

俺も一人前になったな、と思っていた矢先!

なんと北海道への転勤を命じられます!

 

なんでこのタイミングで!ひどい!とこんな感じです。

 

会社がなぜ家を買った瞬間を狙って転勤を命じるかというと、ローンの支払いのために経済的にもやめづらい状況だからです。

MRに転勤はつきものですからね。

単身で異動してもらったほうがコストも低く済みます。

家を買う際は色々考えてから踏み切りましょう。

まとめ

新人だけでなく、人事に関わること全般について紹介させていただきました。

新人の最初の勤務地はほとんど1)ランダム6)コネです。

新人研修中に同期と付き合っちゃった方は4)カップル離しだけ気をつけてくださいね(笑)

 

いろんなところへの異動を経て、ぜひ出世していってください。

では。

 

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