MR認定試験の試験科目と試験範囲について
MR認定試験を受験するにあたって必要な試験科目と、試験範囲にまとめてみたいと思います。これからMR認定試験の勉強を開始するにあたり、参考になれば幸いです。
MR認定試験の試験科目
MR認定試験は大きく3科目に分かれています。それぞれ「医薬品情報」「疾病と治療」「医薬概論」です。各科目の特徴について説明していきます。
医薬品情報
医薬品情報は、MRが医薬情報担当者と言われるようにMR活動の中心に位置づけられる科目です。MRが身につけておくべき基礎知識や薬学的知識を問われます。MRテキストの目次をベースに科目の要点を記載します。
●MRと医薬品情報
●医薬品情報の創出と活用
●医療用医薬品添付文書
●医薬品情報を理解するための薬学の基礎
疾病と治療
疾病と治療は、医薬品情報を支える医学的知識に位置づけられる科目です。医薬品が作用する人体の機能形態、解剖学、生理学について、疾病の概要と治療法や薬物療法を疾患別に問われます。
医薬概論
医薬概論は、医薬品情報を支える一般知識に位置づけられる科目です。医薬概論という名の通り、医療に関する制度やMRが持つべき倫理について問われます。MRテキストの目次をベースに科目の要点を記載します。
●MRと倫理
●医薬品概論
●法規
●医療関連制度
●PMS( Post Marketing Surveillance)
受験者による試験科目の例外について
3科目の受験が原則ですが、医師、歯科医師、薬剤師は資格を確認することで「医薬品情報」「疾病と治療」の試験を免除することができます。
新規受験者で有資格者は、受験申請をする前に有資格免許証のコピーをMR認定センターまで郵便で発送するようにしましょう。
MR認定試験の試験範囲
MR認定試験の試験範囲は、公益財団法人MR認定センターが発行する「MRテキスト」に沿って出題されます。
基本的には下記のテキストを教科書として、過去問や問題集に取り組むとよいでしょう。MR認定試験の参考書もこのテキストに沿って作成されています。
第23回(2016年)試験要項から試験の範囲
・MRテキストⅠ医薬品情報2012 (2015年改訂)
・MRテキストⅡ疾病と治療2012(基礎)(2015年改訂)
・MRテキストⅡ疾病と治療2012(臨床)(2015年改訂)
・MRテキストⅢ医薬概論2012 (2016年改訂)
試験科目と範囲に沿った参考書
MRテキストに沿った科目別の問題集が販売されています。過去問と共にオリジナルの予想問題も掲載されているので、教科書とセットで勉強すれば試験対策は万全です。